
お寺の本堂やお仏壇の中で、ご本尊さまが一段高いところに安置されているのをご覧になったことはありませんか。その壇を須弥壇(しゅみだん)といいます。何気なく見ている造りにも、実は深い意味が込められています。今回は須弥壇について分かりやすくご紹介いたします。
須弥壇とは
須弥壇(しゅみだん)とは、ご本尊や仏像を安置するために、一段高く設けられた壇のことです。本堂の中央やお仏壇の最上段に置かれ、信仰の中心となる最も尊い場所です。多くは華やかな彫刻や金箔、漆塗りで荘厳されています。
須弥山(しゅみせん)に由来する名前

須弥壇の名は、古代インドの世界観に登場する須弥山(しゅみせん)に由来します。須弥山は世界の中心にそびえる聖なる山とされ、その頂には仏さまの世界が広がっていると考えられてきました。
つまり須弥壇は、その聖なる須弥山をかたどり、ご本尊が世界の中心の高みにいらっしゃることを表しているのです。一段高く安置するのには、こうした深い意味が込められています。
須弥壇の構造と荘厳
須弥壇は、上下に張り出した「框(かまち)」や、中央のくびれた「束(つか)」など、独特の形状を持っています。さらに、その上に宮殿(くうでん)と呼ばれる屋根状の荘厳を載せることもあります。彫刻・金箔・蒔絵などで美しく飾られ、ご本尊を引き立てます。
お仏壇の中の須弥壇
ご家庭のお仏壇でも、昔からある黒塗りのお仏壇や唐木のお仏壇の最上段には、ご本尊を安置する須弥壇が設けられています。近年流行りの家具調のお仏壇では、デザインに合わせて省略されていることがほとんどです。本来のお仏壇は「家庭の小さなお寺」ともいわれ、本堂の荘厳をそのまま受け継いだ造りになっています。ご本尊の位置づけを知ると、日々のお参りにも自然と背筋が伸びるのではないでしょうか。
クマダの須弥壇をご紹介します
お仏壇のクマダでは、お寺やお堂でお使いいただく須弥壇をお取り扱いしております。勾欄(こうらん)や高級金具を備えた小型須弥壇は、サイズ・色のオーダーにも対応でき、安置するご本尊やお厨子に合わせてお仕立ていただけます。
- 小型須弥壇 2尺 黒塗り/朱塗り
勾欄・高級金具付きの本格的な須弥壇です。サイズ・色のオーダーも承ります。
そのほかの須弥壇は須弥壇の商品一覧からご覧いただけます。
まとめ
須弥壇は、世界の中心・須弥山になぞらえて、ご本尊を最も尊い高みに安置するための壇です。お寺の本堂でもお仏壇でも、その荘厳の中心にあるのが須弥壇だと知ると、見方が少し変わってまいりますね。
お仏壇のクマダでは、寺院仏具やお仏壇のご相談を承っております。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。



