
お盆の時期になると、多くのお寺で「施餓鬼会(せがきえ)」という法要が営まれます。その際に設けられるのが施餓鬼壇です。あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、ご先祖供養と深く結びついた大切な仏事です。今回は施餓鬼壇とその意味について分かりやすくご紹介いたします。
施餓鬼壇とは
施餓鬼壇(せがきだん)とは、施餓鬼会を執り行うために特別に設ける壇のことです。本堂内やその一角に組まれ、五如来(ごにょらい)の幡(ばた)や水の子、季節の供物などを荘厳してお供えします。施餓鬼の期間だけ設けられることが多い、臨時の壇です。
施餓鬼会に込められた意味

「施餓鬼」とは、その字のとおり餓鬼(がき)に飲食を施すという意味です。餓鬼とは、生前の行いによって飢えと渇きに苦しむとされる存在のこと。その餓鬼に食べ物や飲み物を施し供養することで、その功徳をご先祖さまにも巡らせるという考えに基づいています。
特定の故人だけでなく、すべての精霊(しょうりょう)や無縁の霊に対して広く供養を行うところに、施餓鬼会の大きな特徴があります。お盆と合わせて営まれることが多いのもこのためです。
施餓鬼壇の荘厳
施餓鬼壇には、次のようなものが荘厳されます(宗派・地域によって異なります)。
- 五色の施餓鬼幡:五如来の名号を記した旗
- 水の子・閼伽水(あかみず):餓鬼に施す水と食べ物
- 季節の野菜や果物などの供物
これらを整えることで、施餓鬼会の荘厳な場がしつらえられます。
地域・宗派による違い

施餓鬼会の作法や施餓鬼壇の荘厳は、宗派やお寺、地域によって少しずつ異なります。お盆の時期に合わせて行うところもあれば、別の時季に営むところもございます。詳しくは、お付き合いのあるお寺さまにお尋ねいただくのが確実です。
クマダの施餓鬼壇をご紹介します
お仏壇のクマダでは、施餓鬼会にお使いいただく施餓鬼壇をお取り扱いしております。使わないときはコンパクトに収納できる折畳式は、年に一度の施餓鬼会で使われるお寺さまに重宝されています。

▲ 【折畳式】四十九院型 施餓鬼壇 幅3.5尺(105cm)
- 【折畳式】四十九院型 施餓鬼壇 幅3.5尺
使わないときは折りたたんで収納できる施餓鬼壇です。4.0尺・4.5尺など、本堂に合わせた幅もご用意しています。
そのほかの幅・仕様は施餓鬼壇の商品一覧からご覧いただけます。
まとめ
施餓鬼壇は、苦しむ者へ施しを行い、その功徳をご先祖さまへ巡らせるという、慈悲の心が込められた仏事を支える壇です。お盆の供養の奥行きを知るうえでも、覚えておきたい言葉ですね。
お仏壇のクマダでは、施餓鬼壇をはじめとする寺院仏具のご相談を承っております。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。


